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概要

これまで訓練シミュレータで航空無線環境を実現するには、専用のオーディオラインを別途敷設し、多くの音響機材を調達する必要がありました。本製品は、シミュレータ用に用意されたLAN回線だけを使用して航空無線環境を提供し、大幅な機材コストと管理コストの削減を実現します。

機能と特長

最大10チャンネルをサポート!設定の容易なサーバーレス

  • 航空機に搭載されている航空無線機と同等の操作性で、スタンバイ周波数の設定も可能
  • 音量もチャンネル毎に変更でき、マルチ同発チャンネル送信もサポート
  • UDP通信によりサーバーは不要。TCP/IP等の複雑な設定も不要
  • チャンネル単位でWAVデータの指定が可能で、ATISのようなループ送信も可能

VHF・UHFの全周波数に対応

fs-comの画面

  • 航空管制無線で使用されるVHFおよびUHFの全周波数レンジに対応
  • 周波数ステップは50KHz・25KHz系はもちろん、近年欧州で採用の進む8.33KHz系にも対応
対応周波数 118.00 0 -136.999MHz
138.00 0 -142.000MHz
200.00 0 -400.000MHz

さまざまなサウンド・デバイスに対応!多彩な設定機能

FSCOM CONFIG画面

  • 従来のアナログ入出力はもちろん、USBサウンドにも対応
  • 送信トリガーはGUIボタンやホットキー(キーボード)、コントローラ入力、自動音声レベル認識(VOX)など、多彩に対応
  • 通信品質をよりリアルに再現できるよう、コンプレッサーやディストーション等の音響エフェクトも装備

Microsoft Flight Simulator用FSUIPCをサポート

フライトシミュレータの定番とも言えるMicrosoft社 Flight Simulator(X/2004)用の拡張モジュール「FSUIPC」に対応。緯度経度設定により、無線通信局の距離による通話制限や、移動局のシミュレーションが可能

イメージスキンにより表示色をカスタマイズ

  • 航空機のイメージに合うように各色のイメージスキンを標準でご用意
  • Adobe社PhotoShopフォームを公開しているので、独自のイメージスキンの作成も可能

表示色をカスタマイズ

現場で使用するヘッドセットをそのまま使用可能!

業務現場で使用されるPlantronics社製プロ用ヘッドセットを接続可能にする「専用ヘッドセットボックス」をオプションで用意

fscom-headsetbox2

対応コネクタ形状:標準型PJ-7 および JCAB専用キャノン型XLR-7-11C の両対応
送話・受話LEDインジケーター、受話ボリューム付き